Thursday, March 22, 2007

Pet Food Recall

3月18日、北米にて大規模なペットフードの回収がニュースで報道された。ニュースによると、ペットフードを食べた犬と猫が腎不全を起こし、場合によっては死ぬケースも14件ほど報告されている。問題のペットフードはカナダのペットフード会社、メニューフーズ系のウエット(缶に入っている乾燥していないもの)ペットフードで、全米各地のスーパーマーケット等にて販売されている。メニューフードの製品とはいっても、スーパー各社のブランド名で発売されていて、その種類は90種以上にも及ぶ。

18日に発表されて以来、地元のニュース番組でも大きく取り上げ、メニューフードの製品を食べたあと、具合が悪くなったり、障害を持った犬や猫が続出、飼い主と共にTVに出ていた。私も近所のスーパーに出かけ確認した所、問題のペットフードは既に撤去されており、空の棚が目立っていた。別な自然食料品店では、リストには入っていなくても「メニューフーズ系の製品は自主的に回収しました」とのビラが貼ってあった。特にドックフードはドライフード以外は全て回収した店もあるので、これから消費者はどうするのだろうか。ペットに毎日ドライフードだけを与えるわけにもいくまい。ペットフードに依存している現代人の今後が怖いし、なにより選択の余地の無い、動物達が可哀想。

回収品一覧は↓へ。
http://www.menufoods.com/recall/


追記、
動物愛護団体のPeta(直訳すると、「動物の倫理的扱いを求める人々の団体」)も当然のごとく動いており、Petaの調べによると、メニューフーズは、回収の約1ヶ月前にペット死亡の報告を受けながらも、回収する動きを見せなかったそうだ。そればかりか、Petaの内偵によれば、今までに動物実験を繰り返しながら製品を生産しているという。現在ペットフード産業は大きく二つにわかれており、動物を実験に使う(勿論、死に至るケースも出てくる)メーカーと、動物実験を一切行わないメーカーに分かれている。

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